2016年5月3日火曜日

LogicApps, PowerApps そして Flow の比較(2)

先の投稿ではあまり細かいところをチェックしていなかったので、もう少し比較してみました。

まず大きな違いとしては、LogicApps と PowerApps / Flow の違いとしてマニュアルトリガの存在があります。

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LogicApps では手作業(もしくは REST API としての呼び出し)に対応するための Manual トリガが用意されています。ですが PowerApps / Flow では上記のように存在しません。Recurrence と Http、そして Http + Swagger トリガが基本となりそうです。PowerApps トリガもありますが、こちらは反対に PowerApps / Flow 専用のトリガで、アプリ上で何かしら操作を行った際に呼び出されるようにできるものと思います。

また LogicApps のみが可能な機能として「別ワークフローの呼び出し」「Azure Function の呼び出し」があります。

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現時点での制約かもしれませんが、今の時点で PowerApps / Flow は、別ワークフローや Function Apps を呼び出すことはできません。ApiApps については、管理者が PowerApps で利用できるように設定することが可能です。

このあたりを考えると、PowerApps / Flow は完全にマッシュアップ的な利用を前提としているように思えます。反対に LogicApps 側は ITPro / Developer 相手のサービスなので、PowerApps よりも比較的自由度が高いのではないでしょうか。

※そもそも LogicApps が開発者向けかどうか、という疑問はあります

あと、LogicApps / PowerApps / Flow それぞれで、別サービスとの接続を作成することは非常に多いのですが、PowerApps では既存の接続管理が非常に利用しやすい UI が提供されています。

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Flow ではこのような画面はなく、LogicApps では現時点だと REST API を呼び出すことでしか、保持されている接続情報を取得 / 変更 / 削除できません。ここは PowerApps がものすごく使いやすいので、LogicApps や Flow にも反映してほしいところです。

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