2017年10月1日日曜日

LogicApps Webcast 2017/09/27

今回は通常の LogicApps Live と異なり、Ignite 特別編ということで、LogicApps Webcast が行われました。

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いつもの3人に加え、今回は Azure Security Center Team の Sarah さんがゲストです。

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今回一番大きな話題となるのは、やはり Azure Security Center コネクタの登場でしょうか。これは Azure 上に限らず様々な環境を監視し、何か問題があれば対応策を提示したりアラートを発生させたりする総合的なサービスです。LogicApps で登場した Security Center コネクタでは、何かしら問題が発生した場合に通知が行われ、LogicFlow を動かすことができます。ポイントとしては、Security Center 上で何かしらの設定を行う必要はなく、単にこのトリガを利用するだけですぐにも統一的な処理を用意、実行することができるという点です。以前の EventGrid も同じでしたが、このあたりを利用するのに最も LogicApps が適している・楽だ、というのがあるのは非常にうれしいですね。

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今回のアップデート内容は、

  • カスタムコネクタ
  • 大きいサイズのメッセージ対応(FTPやBLOB)
  • 配列への値追加
  • ForEach コネクタと DoUntil コネクタのデザイナー上ネスト
  • Ludicrous Mode
  • 再試行回数を10回まで対応
  • PowerApps/Flow へのエクスポート
  • トラッキング用の独自ID
  • インテリセンス
  • スケジュール対応バッチコネクタ

となっています。カスタムコネクタについては別エントリで書きました。何気に配列への値追加が対応されていたとか、再試行回数が 10 回まで対応したとか、細かいところも改善がおこなれています。インテリセンスやバッチコネクタのように、見た目にもかかわる大きな改善も多いですが、見えないところも改善が続いているのがわかりますね。

さて、謎のキーワード Ludicrous Mode(ルーカスモード) ですが、仮のプロダクト名のようで最終的にどうなるかはまだ不明のようです。概要としては、高スループット・高スケール対応を可能としたモードのようで、Azure Portal 上で簡易に切り替えられるのを目指しているとのことです。コンピューティングユニット数を 16 → 32 →64 とガツガツ切り替えることも可能なようで、高い処理能力を求められるケースでも LogicApps を利用可能になりそうな感じです。これは非常に期待が持てますね。

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ここまでに追加されたコネクターです。直近では Azure Security Center がやはり大きなインパクトがありました。

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現在作業中となるのはこのような感じです。見慣れたものもありますが、Azure Function Apps の Swagger 対応はもう間もなくのリリースで、これによってデザイナー上で Function Apps で定義した内容を参照し、値を選択することができるという、非常にありがたいものです。これまででは直接 JSON を記載しないといけなかったりしましたが、Swagger 定義を参照するようになることで、Function Apps 側で利用する値がデザイナー上でわかりやすくなります。

また、作成中コネクタとして挙がった中に、Containers があります。Webcast 中では「こっちはサーバレスだぜ、ここでコンテナかよ!w」と冗談交じりに言っていますが、ちゃんとそのあとの説明でも、コンテナを操作するのは非常に有用なものだというのを説明していましたw

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今月行われる Integrate のイベント紹介(キーノートに Scott Guthrie 登場)があり、

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そのほかにも各国で行わる関連イベントの紹介が行われました。いつかここで紹介されるよう、日本でもイベントが行われるようになりたいですね・・・。

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